みなさま、こんにちは。ユーザ・リレーションズ・チームの木村です。
今回は次バージョンであるfusion_place12.1の新機能についてご紹介します。
ver12.1の新機能として、元帳版管理の対象から除外するシナリオを指定することができるようになります。
これまでの元帳版管理では、
全てのシナリオの元帳データ(※)が、版管理の対象でした。
(※)元帳データは、「版」に分けて管理されます。どのアプリケーションにも必ず存在する「公開版」と「共有作業版」に加えて、管理者は任意の版を作成することができます。業務プロセス管理機能 を使用する場合、業務プロセス固有の元帳版が作成されます。
今回の新機能により、
「元帳版管理の対象から除外する」にチェックしたシナリオのデータは、版管理対象外となり、当該シナリオのデータは、共有作業版上のデータが全ての元帳版共通のデータとなります。
この新機能により、
①元帳版管理する必要のないシナリオについて、データ容量削減を図ることができます。
例えば、予算・見込管理で業務プロセス(ワークフロー)機能を用いた場合で、最新の実績データだけ保持したい場合であっても、これまでは全シナリオが版管理対象となるため、実績データのスナップショットが複数の元帳版に保持される場合がありました。元帳版管理から実績シナリオを除外することで、データ容量の削減を図ることができます。
②業務プロセス(ワークフロー)運用の手間を削減することもできます。
例えば、元帳版管理からマスタ用シナリオや実績シナリオを除外すると、データ取り込み後の「共有作業版データの取り込み」は不要となり、運用の手間が削減され、作業漏れ防止が可能となります。
③業務プロセス(ワークフロー)での組織間データ受け渡し用に、元帳版管理しないシナリオを作成し、データ入力すると即時にデータ参照できるようになります。
例えば、次のようなデータの受け渡しが可能となります。
* アメーバ経営におけるアメーバ間の費用付替、内部売上/仕入の計上
* ワークフローの上位部署(例えば部)から下位部署(例えばチーム)にデータ配布
* 連結決算での、グループ会社間取引の事前照合(取引相手会社による確認)
いかがでしょうか。
次バージョン fusion_place 12.1 のリリースをどうぞお楽しみにお待ちください!