みなさま、こんにちは。ユーザ・リレーションズ・チーム(以下UR)の出口です。
fusion_place は独自のオンメモリ多次元データベースを使用して、リアルタイムに、かつ高速に更新・集計することができますが、
長年ご利用いただいている間に、データの増加や履歴の増加により、初期と比べてサーバ側のパフォーマンスが低下する※1 ことがあります。
そんな時!の対応として、今回はサーバ側のパフォーマンス改善についてご紹介したいと思います。
fusion_place は元帳データをメモリ上に保持する仕組みとなっており、パフォーマンスの発揮にはメモリ確保が一番重要なポイントとなります。
メモリを確保する方法として、
- 現在保持しているデータを有効活用するためにメモリを増やす方法
- 管理に不要なデータが含まれる場合はデータ量を削除する方法
があります。 ではそれぞれ見ていきましょう。
メモリを増やす方法
(fusion_place cloud ご利用の場合)
プラットフォームレベルアップをご検討ください。
サーバメモリ容量が増えるだけでなく、レベルによっては CPU も上がるのでかなりのパフォーマンスアップが望めます。
(fusion_place premium ご利用の場合)
サーバメモリの増設や、fusion_placeサーバのメモリ割り当てを調整ください。不要なデータを削除する方法 ※2
[過去年度保持の見直し]
古い年度データがある場合は、年度ごと削除するのが手っ取り早いです。
いざという場合は、アプリケーションバックアップを取得しておけばリストアして確認可能です。(実際には使わないことが多いです)
[不要な版の削除] 、[元帳更新履歴の削除]
業務プロセスの削除や版の削除、版系列の圧縮、元帳更新履歴を削除することで、データ量を減らすことができます。
詳細は下記Q&A、関連記事をご参照ください。
パフォーマンス改善策(データ量の削減) - fusion_place Q&A
今回はサーバ側でのパフォーマンス改善についてご紹介いたしました。
今後も、fusion_place をより高速に、より便利に、ご利用いただけるよう開発を進めてまいります。
※1.パフォーマンス低下の要因としては、ネットワークや、クライアントメモリ、フォーム設計の問題など様々な要因があります。
※2.データ量の削減時は必要に応じてアプリケーションバックアップを取ったうえで削除ください。
(ご参考)fusion_placeバックアップ機能 - fusionplace - 経営管理×ITの広場