みなさま、こんにちは。ユーザ・リレーションズ・チーム(以下UR)の加藤です。
昨年末のパイプライン機能の記事は、お読みになりましたでしょうか?
パイプライン機能はお使いですか? - fusionplace - 経営管理×ITの広場
パイプライン機能は、
ざっくり言うと、fusion_place のデータをエクスポートして、インポートする機能
でした。
いたってシンプルな機能で、シンプルだからこそ、利用幅が広いのです。
しかし、いまひとつ、具体的な利用例のイメージがわきにくいかもしれません。
そこで、サンプルアプリケーションをご用意しています。
パイプライン機能サンプル (fusion_place >= 11.0) - fusion_place Q&A (fusionplace.net)
このサンプルの中身を、少し覗いてみましょう。
①営業部1課は、「案件」ごとに、「事業セグメント」・「受注確度」を付して、「売上高」の見込を入力します。
パイプライン機能などが使われ・・・
②直ちに、営業部1課の売上高について、事業セグメント別、受注確度別に集計されます。本部や営業部1課では、この集計結果を参照できます。
各拠点でレコード形式データ(明細データ)を入力すると、fusion_place内では多次元で集計データ(サマリーデータ)を作成します。また、集計データから、明細データへのドリルダウンもできます。
どのような仕組みになっているでしょうか?
◆元帳(キューブ)を2つ持っています(レコード形式の明細用元帳、多次元集計用元帳)
- ①の予算値入力データは、金額だけでなく、「事業セグメント」・「受注確度」も値として、レコード形式の明細用元帳に保持しています。
この元帳では「事業セグメント」・「受注確度」の切り口で集計できていません。
- ②の事業セグメント別、受注確度別の集計値は、多次元集計用元帳で保持しています。
- 2つの元帳(キューブ)を行き来することでデータの整合性が取れた形でドリルダウンできます。
◆パイプライン機能とトリガ機能で、元帳間(キューブ間)でデータ連携し、集計しています。
- パイプライン機能でレコード形式の明細用元帳のデータをエクスポートして(「事業セグメント」・「受注確度」は値として出力)、そのデータを多次元集計用元帳にインポート(「事業セグメント」・「受注確度」はディメンションメンバとして取込)しています。
- 上記の処理は、①のデータ入力時にトリガ処理で自動処理しています。
詳細は、サンプルをダウンロードの上、ご体感ください!
以下のサイトもご参照ください。
◆マニュアルサイト
スクリプト言語 - fusion_place マニュアル (fusionplace.net)
トリガ - fusion_place マニュアル (fusionplace.net)
◆Q&Aサイト
パイプライン機能サンプル (fusion_place >= 11.0) - fusion_place Q&A (fusionplace.net)