fusionplace - 経営管理×ITの広場

経営管理×IT、そして経営管理クラウド fusion_place に関する情報を発信します

Excel-Link報告書作成編⑭ 取得した値を利用して見やすい帳票を作成してみましょう

みなさま、こんにちは。ユーザ・リレーションズ・チーム(以下UR)の出口です。

Excel-Link」で報告書作成する際の「Tips & 便利機能」、第14弾です。

テンプレート機能を使って一覧表示できるようになったけど、このまま報告書として使用するのには見づらいな・・・と思われる方いらっしゃいませんか?

例えば上図のように一覧表示した場合以下の見やすさに問題があります。

  • 集計行が混在しているため、各値と集計行の違いがわかりづらい。
  • 店舗名や商品名といったメンバ名称が重複表示されているため判別しづらい。

今回は Excel-Link で取得した値を元に 、Excel の「条件付き書式」機能を使って見やすい帳票を作成してみたいと思います。

【集計行に色や罫線の書式を設定してみましょう】

前回、「テキスト値表示領域」使用して、勘定科目プロパティのリーフ区分を取得いたしました。

前回の記事はこちら

Excel-Link報告書作成編⑬ 「テキスト値表示領域」を使ってメンバプロパティの値を取得してみよう - fusionplace - 経営管理×ITの広場

上記にて取得したリーフ区分を使用して集計行に書式設定をします。

  1. 書式を指定したいテンプレート範囲(赤枠部分)をドラッグし範囲指定します。
  2. メニューより 条件付き書式 > 新しいルール... を選択します。
  3. 書式ルールの編集にて「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、ルール内容を登録します。
    集計メンバはリーフ区分が「FALSE」となるので、この場合、条件にはリーフ区分が取得される「I10」セルが「FALSE」の場合を指定します。
  4. 集計行の書式を設定します(背景色青色、上下罫線)。

【重複された名称を表示しない(見えない)ようにしてみましょう】

取得された値を内容によって表示しないようにすることはできませんが、見た目上見えなくすることは可能です。
例えばセルの背景色が白であった場合に、文字色を白にしてしまえば見た目では見えなくなります。

集計行と同じように、条件付き書式にて下記設定を行うと重複している名称を見えなくし名称が変わるごとに罫線を表示することもできます。 以下は店舗名称を取得するセルに設定した例です。

  1. 上の行と同じであれば、フォントの色を「白」にする
  2. 上の行と違う場合は、上罫線を表示する(フォント色は通常)

同様に商品名称にも条件付き書式設定します。

これで書式の設定は完了です。

【実行してみましょう】

テンプレート処理にてテンプレート範囲に設定された書式もコピーの対象となるよう、シート処理要領 > テンプレート処理タブ > 結果表示条件 にて「書式」にチェックを入れておきます。

それでは、データ取得してみましょう。
結果はこちら!

いかがでしょう、とても見やすくなりましたね。

このように Excel-Link で取得した値を元に、EXCEL の機能を組み合わせることで帳票を見やすくする他、色々と応用できるかと思います。

ぜひご活用ください!