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「管理会計の仕組みと実務がわかる本」

 


みなさま、こんにちは。ユーザ・リレーションズ・チーム(以下UR)の加藤です。

 

今回のブログは、管理会計に関する書籍について書かせていただきます。

 

      「管理会計の仕組みと実務がわかる本」  

          公認会計士 梅澤真由美 著

                        

 

著者紹介(本書より引用)

公認会計士管理会計ラボ株式会社代表取締役監査法人トーマツにて制度会計の監査を経験したのち、日本マクドナルド(株)にて管理会計業務に出会い、その「事業に貢献できるやりがい」に目覚める。管理会計実務を究めるべく、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)に移り、小売部門の管理会計の構築を管理職として統括する。2社で通算10年間勤務した後、管理会計を事業に活用できる会社を日本に増やしたい」という思いで、管理会計ラボを設立。管理会計に特化した「実務家会計士」として、セミナー講師、執筆、コンサルティングに活躍中。

 

 

 弊社CEOが、推奨図書として紹介しておりました。

 

 内容は、タイトル通り、管理会計の仕組みと実務について、丁寧に書かれたものです。読後、そのまま、すぐに実行に移すことができます。まるで、経験豊富な先輩が、隣の席で、理論・やるべきこと・やり方・スケジュールまで、ひとつずつ、優しく指導してくれているかのようです。

 

 対象読者として、管理会計を「今から始める方」&「見直す方」としており、fusion_placeのユーザーの皆様にとっても、fusion_placeを検討中の方にとっても、興味深い1冊ではないかと思います。

 

 例えば、第8章では、「管理会計の仕組みづくり」と題し、システム化を含めた仕組みづくりを指南しています。各種管理会計システムの特徴を比較をした上で、まずは、管理会計で何をしたいのか、すなわち、目的を明確にすることが重要と説いています。管理会計システムを導入・使用するにあたり、頭の整理に役立つ章です。

 

 ちなみに、この本は、説明がとてもわかりやすいのですが、その理由のひとつは、著者が「たとえ話」が上手なことです。

管理会計」を「天気予報」、「財務会計」を「災害記録」と表現したり、

「予算」と「予測」の違いを、大学入試における「志望大学」と「模試判定」に例えたり。楽しく読むことができますし、用語の本質を的確にイメージできます。

 

 

 私自身としては、「fusion_placeなら、このドリルダウン帳票も簡単に作れる」等と、fusion_placeでの運用案を思い巡らせながら読むのも楽しかったです。

 

 一方で、自戒となる書でもありました。私は、日頃、URチームメンバーとして、fusion_placeのトレーニングや営業セミナーを担当していますが、時として、fusion_placeの機能や仕様の紹介に注力してしまいがちです。

しかし、お客様の業務や課題への理解に努め、fusion_placeが、どのようにお役に立てるかという視点をもお伝えしていかなければと、改めて省みました。

 

 ご興味がございましたら、ぜひ、ご一読ください。